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漢点字について

漢点字誕生
  漢点字とは故川上泰一先生が大阪府立盲学校(現大阪府立視覚支援学校)高等部教諭として教鞭を執られていた1969年に創案された漢字を表現するための点字体系です。

漢点字の特長
従来の平仮名を中心とした表音文字で構成されていた点字では概ねこの様な書き方になります。
くまさんと はちさんの おはなし
この短文を読み手はどう解釈するのでしょうか?
童話の好きな方は「クマさんとハチさんのおはなし」、落語の好きな方は「熊さんと八さんのお噺」と、それぞれの感性により全く異なったものになってしまいます。
従来の点字では避けられない問題も、漢字、平仮名、片仮名を区別できる漢点字はこの様な問題は起きません。

漢点字は表意文字である漢字の特長を損なうこと無く点字で表現できるすばらしい点字体系です。
漢点字の基本は通常の漢字と同じでで構成されています。
たとえばという文字はうかんむりという文字で構成されています。通常のかな点字でに相当する点字を並べ、の左上に漢字の始まりを示す点(始点)、の右上に漢字の終わりを示す点(終点)を配し、かな点字との区別が出来る構成になっています。
この例では2マスで1つの漢字を表していますが簡単な字は1マス、複雑な字は3マスというように1マスから3マスで1つの漢字を表します。


漢字の始まり   漢字の終わり
字の説明
かな点字の   かな点字の

1マスに対して8個の点が必要なことから8点漢点字と表現される場合がありますがこれは間違いです。漢点字の意味を持つ部分はあくまでも通常の点字と同じ6点で構成され、残りの2点は位置を示すだけのものです。
   
漢点字の利用状況
漢点字の考案当初は読書が主な用途でしたがその後のパーソナルコンピューターの出現により漢点字は視覚障害者の文書作成手段としても大いに利用されるようになりました。

日本語の意味を理解できる漢点字は素晴らしいものですが文字を入力する手段としても大変優れています。専用の入力装置を使えば指先の動きだけで最長でも3ストロークで漢字1文字を確定することが出来ます。パーソナルコンピュータなどで利用されているローマ字入力などとは比較にならない速度で入力できます。

また、点訳をされる方や漢点字を利用される方には直接関係ありませんがプログラマーにとっては前置符や後置符さらに分かち書きの必要が無い漢点字はプログラムを開発する上で大変ありがたいものです。

お問い合わせ先
  漢点字の詳細につきましては日本漢点字協会にお問い合わせください。